製造部門

製造部門は単結晶シリコンインゴットの製造を担い、24時間、365日連続稼働しています。高品質の製品を提供するために、部門間の協調・連携が求められます。

「材料課」は原材料のポリシリコンや、リサイクル材を適度な大きさにする為の粉砕作業と、表面の汚れを取り除く為の洗浄作業を行っています。粉砕・洗浄した材料は、お客様の要求仕様に合わせて調合します。

「結晶課」は材料課で調合した材料を結晶炉に投入し、約1500℃で溶かし冷やし固める事で、単結晶シリコンインゴットを生産しています。「結晶は生き物」と言われる通り、結晶炉は自動化されていますが、材料投入から完成までの約40時間は、定期的に監視が必要です。

「加工課」は品質保証課での検査のため、完成した単結晶シリコンインゴットから試験用サンプルを切り出します。また、検査に合格した製品をお客様の要求に合わせ切断し、計測機器と目視による出荷前検査を行い、梱包・出荷します。

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品質保証部門

エム・セテックの製品を安心してご使用していただけるよう、製品が定められたルール通りに製造され、お客様が希望する仕様を満たしていることを保証する(責任を負う)必要があります。品質保証部門では、

  • ・単結晶シリコンインゴットを検査し、合否判定する
  • ・製造部門で使用する計測機器や、上記業務で使用する検査機器の管理
  • ・様々なデータを解析し、より安定した品質になるよう製造部門にフィードバック
  • ・製造工程や製品に問題が発生した場合には、問題個所の特定・再発防止策の策定、お客様とのやりとり

といった業務を行います。

またこのような品質保証体制を国際的に認められた証としてISO9001を取得し、その運用のための事務局機能も担っています。

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技術部門

技術部は「生産技術課」と「設備課」で構成されており、プロセス開発・装置開発・設備保全を担当する技術集団です。

「生産技術課」は、プロセス開発と装置開発を軸として、生産工程の基盤となる技術開発を行っています。プロセス開発は生産性の最大化および品質の向上を目的として製造プロセスの最適化に取組みます。装置開発は省エネ、且つ高い効率を目的とした装置構造の最適化や自動制御・画像処理技術などを応用した自動化を目指します。

「設備課」は工場内における既存設備の保全管理がメインです。主に電気と機械に分かれており、国家資格である電気主任技術者や、エネルギー管理士による種々の設備保全と、管理をしています。また、ポンプのメンテナンスや工場設備の拡充なども行っており、技術スキルの適用範囲が広いことが特徴です。

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間接部門

間接部門は縁の下の力持ちで、会社の資源である「ヒト」・「モノ」・「カネ」を管理し、円滑な生産活動を支えています。

「財務部」は経理、会計、財務の3つの役割を担い、「カネ」を適切に管理します。

「総務部」は採用、異動、昇進、退職、給与や人事評価の管理、労務管理、毎月の給与計算に加え、社員研修、人事・評価制度の策定、福利厚生、社内行事、地域交流など「ヒト」に関わる全てを担当します。

「業務部業務課」は購買、生産管理、物流管理を担当し、製造現場へ「モノ」を必要な時に、必要なだけ、最適値で届けます。また、社内のネットワーク環境の構築・整備、生産管理システムの開発を担当する「情報システム課」があります。

「法務室」は商取り引き、契約書の作成の他に、労災問題や企業間トラブルへの対応、知的財産権問題等を担当します。