産業の米

私たち日本人の日々の糧として、無くてはならない主食、それはお米です。食べ物は言うまでもなく、人間が生きていく上で欠かせない非常に重要な「もの」です。その中で日本人は長い間、お米を主食としてきました。

同様に日本の産業において、非常に重要で多く必要とされる「もの」を「産業の『米』」と呼んでいます。冷戦時代は日本の高度経済成長を支えた鉄鋼を指していましたが、冷戦終結後には半導体を指すようになってきました。私たち、エム・セテックは冷戦終結以前の1984年から、いち早く未来の「産業の米」となる半導体の素材である、単結晶のシリコンインゴットの製造・販売に着手してきました。太陽光発電用の単結晶インゴット、ウェーハの製造、販売だけでは無く、枯渇が心配されていたポリシリコンを自前で製造・販売まで手がけました。私たちは長年シリコンを追求し、創業以来の蓄積された技術と、お客様のニーズにお応えする形で、半導体用単結晶シリコンインゴット、ウェーハの製造・販売も開始しております。

産業立国を目指す日本にとって、半導体向けの素材は必要欠くべからざるものとなっています。科学技術の継続的な進化と発展、人間が持つ強い体力と精神力、そして働く者の揺るぎない協調と団結が今、ここに求められています。私たちがご提供する単結晶シリコンが世界人類のお役に立てることを確信し、ここに全エネルギーを投入して参ります。

代表取締役社長 李 正吉